【ネタバレ有】ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbowを見てきた話
うぃす、炉利と申します。
2019年、何か新しいことを始めてみっかと思い立ち、とりあえずブログでいろんな感想とかレポとかをやってこーと思います。
誰に向けて~っていうよりも、備忘録的な側面が大きいです。
そんなわけで一発目は、表題の通り
「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」を見てきた話をしようと思います。
まぁ、これからまだまだ観る映画ではあるのですが、方々の感想とかを見てる内に自分のファーストインプレッション的なものが薄れちゃ~う気がしたので、少し遅いですがブログにしたためようと考えた次第です。
※ここからは「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」のネタバレを多く含みますので、まだ見てないそこのオタクは今すぐ映画館に行って鑑賞してから戻ってきてください。
◎あらすじ
浦の星女学院のスクールアイドルとして参加する最後の「ラブライブ!」で見事優勝を果たしたAqours。
新たな学校への編入の準備を進める2年生、1年生の前に、想定外のトラブルが連発!?
さらに、卒業旅行へ向かった3年生が行方不明に!?
離れ離れになって初めて気づく、お互いの存在の大きさ。
新しい一歩を踏み出すために、Aqoursが辿り着いた答えとは——?
みんなで目指した輝きのその先へ!
未来へはばたく全ての人に贈る、最高のライブエンターテインメント・ムービー!
※公式サイトより
◎感想
※この感想は、あくまで個人の感想でございます。この映画を批判する意図はないんだけども、思ったことは素直に書きますので、そういったのが苦手な方は回れ右推奨です。
この映画、去年に情報が出てから本当に楽しみにしてました。
とりあえず公開初日の1/4に舞台挨拶LV付で見たんですが、我慢できずにその日のレイトショーでもっかい鑑賞。それぐらい面白かった。
もちろん、100点満点ってわけではないし、気になる点があったのも事実なんですけど、それは個々の考え方とか感情の部分なのかなー、と。
全体を通して「サンシャイン!!らしさ」を大事にしていた映画だったと思う。
TVシリーズでのテーマだった「0から1へ」を超えたAqoursのその後を描いた内容。
映画のテーマとしては、「0から1のその先」をメインに、様々な副題というか裏テーマみたいなのがちりばめられてる感じ。
あと、驚いたのはライバルユニットの「Saint Snow」にもかなり焦点が当てられたこと。TVシリーズの頃からプッシュされていたわけだけども、まさか映画で新曲まで与えられるとは思っていなかった。
以下より、良かったポイントとか楽曲ごとの感想を。
思いついたことから適当に書いてるんで、映画での流れと前後する可能性がありますのでご了承を。
◎よかったポイント
・私服と髪型
映画の舞台は、沼津→イタリア→沼津と変わっていくわけなんですが、その度に変わる衣装と髪型が可愛すぎた。
俺は千歌ちゃん推しで全編可愛いなぁと思って見てたんですけど、ちょっと今回他のキャラのイメチェンも可愛すぎてかなり傾きまくったよ。
2回しか見てないから間違ってるとこあるかもしれないけど、イタリアでのダイヤの後ろ結んでるやつ、善子の最後のほうの帽子かぶってるやつ、曜ちゃんのポニテ、花丸ちゃんの二つ結びとか眼鏡シリーズetc…
でも、個人的に一番かわいかったのは、確かイタリアから帰ってきて分校校舎に入ったときのルビィちゃんの髪型!最初は帽子被ってたから分からなかったんですけど、脱いだ時にツインテールじゃなくて三つ編みを後頭部に巻いてるみたいなアレ(名前がわからん)。あれズルくないめっちゃ可愛いんですけど。
・ちかりこ要素
千歌梨子推しにはたまらないシーンも多かったですね。
6人でのライブ失敗後の2人での砂浜での会話の、「まだダメダメよ」「そっか、ダメダメかぁ〜!」ってシーンは、おちゃらけながらもTVアニメ一期〜二期で紡いできた2人の絆の強さが伺えた。
後は歌詞作ってる時の「いいなぁ、そんなグループのリーダーで」「いいでしょ
〜」って受け答えもエモい。会話が熟年夫婦のそれ。
・9人の絆
もうこれは該当するシーンが多すぎて全ては書けないんだけど、
特にイタリアの別荘で、鞠莉ママがスクールアイドルを「くだらない」と一蹴し、
鞠莉を強引に連れて帰ろうとするシーンにて。
引っ張られる手をハグゥとデスワ果南とダイヤが掴み、鞠莉が「スクールアイドルはくだらなくなんかない」と強い意志を示し、その横を残りのメンバーが一人ずつ横切って最終的に9人全員で鞠莉ママに対峙するところ。
言葉を交わさずとも、”想いはひとつ”って感じがとても良き。
・1年生の成長
1年生っていうより、もはや「ルビィの成長」。
ルビィちゃんはTVシリーズでは恥ずかしがり屋・引っ込み思案といったキャラクターだったのが、今回の映画では「イタリアでのライブの場所を決める」「理亞ちゃんの夢を叶えてあげる」「沼津ライブでひとりで前説する」と怒涛の成長っぷりを見せつけてきます。主人公か。
そんなルビィちゃんのセリフの中で一番好きだったのは、沼津ライブの準備してるシーンで、「緊張しなくなった~」ってくだりの時の、「ちょっぴり大きくなったのかも」ってとこ。
このセリフをルビィちゃんが言っちゃうわけですよ。「お前、成長したやんけ…」ってなってしまった。
あと、同じ一年生の理亞ちゃんの苦悩を掘り下げたのも非常に良かった。
姉、聖良にとっては最後になるラブライブ!で、自らのミスで優勝までの道を閉ざしてしまったことを悔やみ、その願いを継がんと新たなスクールアイドルを発足するも上手く行かず…
朝、ジョギングから過去の回想に移り、思わず叫びながらダッシュするシーンは非常に心にくるシーンでした。そこからのAqoursとSaint Snowだけの幻の決勝戦はこの映画の大きな見所の1つですね。
姉さまからの「Saint Snowを追わなくても良い」という答えを得て、理亞は新たな道への扉を開きます。
あ、話が最初の方に戻っちゃうんですけど、最初Aqoursが6人でSaint Snowに今の実力を測ってもらうとこで、聖良の「う〜ん、20点!」って評価に「どうすれば…」って言い出したタイミングで突然キレた理亞ちゃんのシーン、1回目で見たときは「いや流石に突然キレすぎやろ」って思ったんだけど、2回目で見た時は「あ〜」ってなった。それでもやっぱり突然キレすぎとは思う。そういうとこも答えを得て成長したんじゃないかな(適当)
・千歌の辿り着いた答え
3年生がいないAqoursはどうすればいいのか。
6人でのライブを失敗し、Saint Snowに20点と評され、今のAqoursに必要なものを探す。
3年生の想い、Saint Snowの想いから、「今までやってきた事は、0にはならない」「何一つ消えたりしない」「みんなここに残ってる」という答えに辿り着いた千歌と新生Aqoursは、迷いを振り切って沼津でのライブを成功させる。
旧浦の星の校門の前で答えに辿り着いた千歌のシーンは、0から1のその先に辿り着いたAqoursの集大成が詰まっていて、とても感動してしまった。
これは後で知ったんですけど、『Over the Rainbow』って、ミュージカル映画『オズの魔法使い』の劇中歌だそうで。
そんなオズの魔法使いのストーリーは、主人公ドロシーが竜巻に巻き込まれ魔法の国に迷いこみ、故郷に戻る旅に出る→旅の中でドロシーは「心から求めるものを
探すなら、それはきっと自分の中にある」ことに気づく→終盤、故郷に戻る方法を魔女から告げられる。それは“始めから履いていた靴のかかとを3回鳴らして、行きたい場所を唱えること”…
「本当に大切なものは、はじめから自分の中にある」。これもこの映画のテーマなんでしょうね。
・紙飛行機に込められたもの
一番最初のシーンで、紙飛行機を遠くまで飛ばすべく何度も挑戦し、最後には虹を飛び越えていく、ラストシーンでその紙飛行機がTVアニメ一期での東京ライブの結果の「0」の紙で作られたものであると分かる演出。
思わず、「やってくれるなぁ…」って呟いてしまった。キモい。
「0から1へ」「その先の未来へ」というメッセージを強く感じました。
◎楽曲ごとの感想
・僕らの走ってきた道は…
映画開始直後にいきなり始まる曲。まさかのフル(だよね?)。
Aqoursのこれまでをミュージカル調で振り返る内容で、方向性は微妙に違うけど「これまでのラブライブ!」を彷彿とさせる感じ。
見慣れた制服での学年パートから始まり、楽曲専用衣装(クソ可愛い)にチェンジし、沼津の街並みをバックに踊る…
これでもかってくらい「ラブライブ!」って要素が詰まってる曲。
あと、とにかく背景に出てくる沼津の街並みが見たことあるとこばっかりで、沼津に行ったことがあるオタクはもれなく沼津に再来訪したくなる呪いにかかる。ハイパー沼津ラッシュ。沼津に帰りてぇ。
この曲、好きなとこを語りだしたらキリがないんだけど、
「千歌ちゃんソロ→無音の瞬間に他のメンバーが駆け抜けていく」シーンがめちゃくちゃ好き。
そんでもって最後千歌ちゃんアップ→他メンバー大ジャンプ→空ドーン!→
飛行機ドーン!!→タイトルロゴドーン!!!ってやつもめっちゃ好き。
「やっべぇ幕が上がっちまったよ!!!」って否応なしにテンションが上がる。
でも、あのモブアイドル衣装で踊ってる大量の女の子たちは誰なんだろうね?
・逃走迷走メビウスループ
3年生曲。イタリアでの逃避行と共に流れるポップな曲。
ストレートに「良い」。こういうちょっと茶目っ気ありつつも王道のアイドルソングって感じの曲、3年生にベストマッチだよね。
衣装は曲の中盤から「G線上のシンデレラ」を彷彿とさせる、各イメージカラーの肩だしドレスに。これ絶対ライブで連チャンで披露する布石でしょ。
歌詞を覚えてないからアレなんだけど、鞠莉がマイクロバス運転しながら、ダイヤ&果南が歌う→鞠莉が続けてソロで歌うみたいなとこが好きです。楽しさ大変身。
それと、カメラを内側に3年生が取り囲んで、見上げるような構図からのグルグルキャラが入れ替わる演出。楽しさMAX大変身。
あと、直接曲とは関係ないけどその後の鞠莉の「とぅちゃくぅ~~~」ってとこめっちゃツボです。なんだその顔は。
・HOP?STOP?Nonstop!
鞠莉センター曲。未熟DREAMER以来なのかな?
予告でも使われていた曲ですね。
初めて劇場予告が流れた時はめっちゃ興奮したんですけど、次第に聞く機会も多くなり、聞けば聞くほど「いうてそこまでインパクトはないな…」と思ってました。
この例を出しちゃうのは申し訳ないんだけど、μ'sの劇場版ではこの枠ってあの「Angelic Angel」な訳で、サビ前の「デッデッデデン!!」てイントロとかがもう期待感をすっげぇ盛り上げていた次第で、それと比べると…とか思ってて。
で、いざ劇場で見たら…なんやこれ超ええ曲やんけ!!!!!!
AメロBメロ、Aqoursメンバーの可愛さがめっちゃ凝縮されてる。「デキナカッタコトガデキタリー!!!」
そして振付がキャッチーすぎる。全体的にぴょこぴょこはねてんの。好き。
そこからサビに入ると、予告の時に感じていたあのインパクトのなさは全くなく、とにかく可愛さと楽しさに溢れてる。そりゃこんな素敵なことやめられんわ。
あと鞠莉のソロパート!さすがの歌唱力だなぁ…と。ソロ曲の時にも思ったけど、鞠莉はソロが映える。
全体を通して聴くと、今までのAqoursのシングルのカップリング曲みたいって印象。こう言うと微妙に聞こえるかもしれないけど、カップリング名曲揃いだから。
んで、それだけ魅力溢れる曲なだけに、専用衣装がないってのは非常に残念でした。
いや、予告で私服で踊ってんじゃん!ってのは分かるんだけど、曲の途中でいきなり衣装が変わっちゃうの許されるのが「ラブライブ!」じゃないですか。
しかもこの曲、鞠莉ママに「スクールアイドルはくだらなくなんかない」ってのを証明するステージなのに、そんなスクールアイドルの大事な要素の一つである「衣装」を着ないで臨むってのは如何なものかと…しかもママ納得しちゃったし。
そして衣装がないってことは、ライブで披露される時はもちろん私服再現はありえないだろうし、考えられるのは「僕らの走ってきた道は…」の衣装で踊るみたいなそんな感じでしょう。鞠莉推しライバー、元気出せよ。
曲、振付含む映像全部本当に大好きな曲ではあります。惜しい。
あ、ちなみに一番好きな部分は梨子ちゃんの「しっかり自分でつかまなきゃ!」からの花丸ちゃんのクラップするとこです。あそこで一気に好きになりました。
・Believe again
まさかのSaint Snow曲。前述したけど、まさか映画で彼女たちの新曲が来るとは思ってなかった。
しかもこの曲、あまりにも良すぎる。
曲調、コール、衣装、演出、全てにおいて文句のつけようがない出来で、正直この映画で一番力が入ってたんじゃないかと思うほど。これ誰の映画だったっけ?
いうてSaint Snow(というか聖良さん)ダイスキなので、これは本当にうれしいサプライズでした。はやくライブで聴きてぇ~~~~!!!!!!!!!
というか、ほんとになんで決勝上がってこれなかったんだSaint Snow。
いや理亞ちゃぁのミスのせいなんだけどさ。
イントロの「デン!デン!」ってとこからもうすでにかっけぇし、サビ前からの「もっと!」「踊りたい!」の演出とか引き込まれるし、ポジションチェンジの時に二人の顔が画面を割って移動するのとかもうスタイリッシュすぎ。
あと聖良さんの歌の上手さは言わずもがななんだけど、理亞ちゃんも上手くなったよね。成長したなひなひな。
CDリリースがどちゃくそ楽しみです。
・Brightest Melody
実質、Aqours9人で歌う最後の曲って扱いなのかな。
アップテンポの爽快なメロディーで、「これがAqoursだぜ!」って感じで最大瞬間風速でブチ抜くような曲。
衣装もTHE・スクールアイドルって感じで良きだし、函館から遥々飛んできた羽を9人で包み込み、そこから舞い上がる演出、サビから新生Aqours6人の衣装の意匠(激ウマギャグ)が変わる等、思わず心にくる演出もテンコ盛り。
…だったのだが、初回鑑賞時はちょっと直前の「Believe again」のインパクトが凄すぎて、Aqoursを全力で受け止める態勢を整える前に始まってしまったので、「あぁ~~~Aqoursすげぇ~~~」って雑な感想のまま最大瞬間風速でブチ抜かれてしまった。勿体ねぇ。
2回目の鑑賞では上記の演出を堪能することができました。
ただなぁ…
いい曲なのは間違いないんだけどなぁ…
「これがAqours9人最後の曲なんや!!」って感情が爆発する前に終わってしまった。
これはおそらく、「この曲がフルで流れなかったから」だと思ってて、でもそれは「僕らの走ってきた道は…」でフルやっちゃってるし、Saint Snowと並べての決勝戦って演出の上でも仕方のないことで…
そして、この後にクライマックスが控えてるってのも分かる。
でも俺は、この曲にもっとスポットを当ててほしかった。
・キセキヒカル
ライバー殺し。
やめてくれ和男…その曲は俺に効く。
・Next SPARKLING!!
ラス曲。この映画の中で千歌が、Aqoursが得た答えが詰まった曲。
これも曲とは直接関係ないけど、曲が始まる前のいつものカウントで、いないはずの3年生の声が聞こえる演出は鳥肌モン。
曲調は穏やかだけど、歌声と歌詞にはAqoursの想いが丁寧に込められていて、「あぁ、これがAqoursってスクールアイドルなんだなぁ…」と感じられる1曲。
めちゃくちゃテンションが上がるとか、初めて聴いた時のインパクトがすごいとか、そういう類の曲ではないんだけど、いわゆる「スルメ曲」的良さのある曲だと思う。
演出はこれでもかってぐらい気合が入ってるというか、2番からのイメージ世界で3年生がクロスして9人で歌うとか、衣装が9人揃って金色にチェンジ&3年生は両翼が生えている(ここから飛び立つ→いなくなるってイメージかな)、太陽が9人のイメージカラーに輝く…等々。多分まだ気づいてない仕掛けとかあるんじゃないだろうか。
最初は物足りないって感じたとしても、きっと聴けば聴くほど好きになる曲だと思う。
そして、この曲の途中からエンドロールへ。
理亞ちゃんのその後とか、分校の部分がバツ消しされてたりとかの映像が流れたのち、
謎の女の子たちが「Aqours」について楽しそうに語る…
その会話は、かつて千歌が梨子に「μ's」について語っていたシーンと重なるものがあります。
Aqoursの輝きの羽を拾った女の子たちには、新しいスクールアイドルの物語が待ってるんじゃないでしょうか。
◎気になったポイント
ここからは、この映画をみてちょっと気になったポイントをつらつらと。
楽曲のとこでもちょっと言及しちゃってますけど。
否定しているわけではないんだからね!!!
・沼津について
ラブライブ!サンシャイン!!全編を通しての主な舞台である沼津。
この映画、予告では「遂にAqoursが海外(イタリア)へ!!!」みたいな煽りがあるけど、やっぱり主な舞台は沼津だったわけですよ。
んで、特に「僕らの走ってきた道は…」のハイパー沼津ラッシュ。
自分、ここ超好きなんですけど、何故かってそれは多分「知ってるから」なんですよね。
もう、出る場所出る場所「おぉ~!!」ってなっちゃう。
でも初回で一緒に鑑賞した連れは沼津の細かい店とかまでは知らなくて、感想としては「Aqours可愛かった」ってとこに納まってた。
ここ、すごく惜しいなぁと思った。
知ってる側にはすごくうれしいポイントなんだけど、知らない側からするとそこはかとない「身内ネタ」感が漂ってしまう。
でも難しいとこだよね。そもそもラブライブ!サンシャイン!!って「沼津」ってのも裏テーマに含まれてるし。それにライバー側にも、「もう2期までやってるんだから、大体みんな沼津行ってるでしょ」みたいなとこある。
そういった点で、「沼津が出てくるシーンを100%で楽しめていない人もいる」ってのが、意外と見落とされがちなとこなのかなーと思った。
でも沼津は本当にいいとこだし、あの沼津ラッシュはめっちゃ推しポイントなんです。
沼津いったことないそこのオタク。一緒に行ってAqoursを感じよう。
・渡辺月ちゃん
映画の新キャラその1。
予告で「曜ちゃんの彼氏!?」的な煽りがあったけど。実は従妹で女の子でした!!知ってた。
ちょっとしたゲストキャラと思ってたら、思わぬ重要キャラでした。
映画の中でも、浦の星と新学校の橋渡し、イタリアでのガイド、幻の決勝戦の実況…とめっちゃ活躍します。なんかめっちゃさらっと生徒会長ってことも判明した。
キャラとしてはめっちゃ好きです。なんならTVアニメシリーズから出しといてほしかった。
んで、好きなんだけど、所感は「君、イタリアまで来るんかい」。
Aqoursと出会い、イタリアのライブ・幻の決勝戦を経て、「スクールアイドルの凄さ」を知り、浦の星と新学校の橋渡し役として全面協力する…映画の中でもかなりキーパーソン的位置づけ。
ただ、最初と最後は分かるんですけど、イタリアまで来る必要あるかい?、と。
ガイド役ってのは分かるんだけども…多分いなくてもなんやかんやでAqoursがわちゃわちゃしながら進んでいくと思うんですよ。というかそれが見たかった。
その月ちゃんのシーン、Aqoursの他の子と話してほしかった。曜ちゃん、従妹と飯くっとる場合ちゃうで?ここ、イタリアやぞ??
まぁ、イタリアまでついてきたからこそ、よりAqoursと親密になった…とかも分かるんですけど。うむ。
あとこれはもう話それちゃうんだけど、「AqoursとSaint Snowの動画を見て人が集まった」みたいなくだりあったけど、君たちそもそも見たことなかったの!?ってなった。
なんか地元の学校のスクールアイドルが全国優勝とかしてたら、他校でも流石に気にならない?
100歩譲って気にならないにしても、月ちゃんに関しては曜ちゃんから話聞いてるんでしょ!もっと前から見てなかったのかいな!!
ラブライブ決勝の映像とか見たらもうやべぇと思うんだけど。無条件降伏でしょ。
もう一度言うけど、キャラとしては大好きです。
・6人Aqoursのライブ失敗シーン
新しい学校との統合を認めてもらう為、父兄にライブを見てもらう新生Aqours。
しかし、3年生がいないことの緊張・不安からライブを失敗してしまう…
でも流石に、いくら3年生が抜けたからとはいえ、ラブライブで優勝した経験のあるAqoursの6人が、あの舞台で失敗するとは思えなかった。
うちのAqoursはそんなに弱いスクールアイドルではなかったはずだ…。
物語上必要だったと言われればそれまで。
でもせめて、ミスはしないまでも、「3年生が抜けた後を穴を埋められるほどのパフォーマンスができなかった」とかそーいう感じでもいけたと思う…思うよね?
・鞠莉ママ
映画新キャラその2。
自分の言うことを聞かなくなった鞠莉を連れ戻すべく縁談をブチこんだら逃げられ、しょーがないからAqoursを使って釣る作戦を慣行する。スクールアイドルを目の敵にする、結構アレな母。
の、はずだったんだが…あまりにもちょろい。
いや、もうそれだけAqoursのパフォーマンスが素晴らしかったってことなんですけど。
確かにスペイン広場は盛り上がってたんだけど、それでスクールアイドルを認めちゃうなら、やっぱりラブライブ決勝の映像とか見たら(ry
この鞠莉vs鞠莉ママの構図って、この映画の物語を展開する上でのジョーカーというか、それが理由でイタリアくんだりまで行ってどうのこうのするわけで。
それがこんなにあっさり終わっちゃうと、「イタリア来た意味って…」ってなっちゃう気がして。いやまぁ元々は3年生と話し合うことが目的だったんだけどね。
ここ、もっと露骨なぐらい盛り上げてくれても良かったと思うんだよなぁ。
・学年曲が3年生のみ
曲数の関係上、仕方がなかったのかもしれませんが…
やっぱり、1年生曲と2年生曲、期待してました。
「Believe again」、マジで大好きな曲です。
なんですが、Aqoursが主役の映画で1年生・2年生を差し置いて、ライバルユニットの新曲をいれなければいけなかったのか…
キセキヒカルの演出は最高なんですが、そこの枠に入れることはできなかったのか。
Next SPARKLING!!が1・2年生枠なのかな?と思ったら結局9人で歌いますしね。
いやその演出も好きなんですけど。
あぁ~~~~~
・盛大なクライマックスというわけではない
この映画、Aqoursの集大成だなぁとは思いつつも、
どちらかといえば「外伝」的な物語だったなぁと思いました。
それはラブライブ!サンシャイン!!がTVシリーズで、「9人のAqoursとして描きたいもの」を全て出し切ってたからではないかな、と。
だから、この映画っていろんな外伝エピソードの詰め合わせだったんじゃないのかなと感じた。
「6人となったAqoursの課題」「鞠莉が得た物」「ルビィと理亞の成長」「学校の統合」。
その全てのエピソードが折り重なって、「0から1のその先」というテーマが生まれ、「本当に大切なものは、はじめから自分の中にある」という答えに繋がっていく。
TVシリーズから自然に繋がる物語を作ろうとしたらこうなった、そんな映画だと思います。
巷で言われている「期待したほどではなかった」という感想は、映画ならではの「大クライマックス」を期待していたが、そこまで大きな展開・盛り上がりがなかったってことなのではと推察してます。
◎まとめ
「盛大なクライマックスがない」とかその他批判っぽいことめっちゃ書いてましたけど、最初に書いた通り、この映画めちゃくちゃ面白かった。
1回鑑賞した後、我慢できずに急遽レイトショーで見てしまうくらいに。
やっぱり楽曲は全部好きだし、Aqoursちゃん皆可愛いし、Saint Snowカッコいいし泣けるし、散りばめられたメッセージに感動して泣いてしまう。
でも、気になる点があったのは事実だし、逆にそういったシーンを改めて書き出して、「なぜ気になるのか」を考えることで解釈を広げていくことも出来るので、ごまかさずに向き合うのも大事かなーと思いました。
そしたら、モヤモヤせずに3回目、4回目も楽しめるからね。
映画としてのカタルシスというか、盛大なクライマックスこそありませんが、
Aqoursとして歩んでいく上で、新たな輝き方を見つける物語として、非常に完成度の高い作品に仕上がっていると思います。
だから、「きっと明日も輝ける!」なのかなーと。
公開からそろそろ1週間経ちますし、映画の感想も増えてくる頃合いです。
いろんな人の感想を読んだり、映画を何回も見ることで解釈が変わったり、また新たな疑問が生まれたりするかもしれないです。
そういったのも含めて、まだまだこの映画を楽しんでいきたいと思います!
1/11(金)からは特典も変わるしね。千歌ちゃんのミニ色紙超欲しい。
あ、あとコンボセットのクリアファイル&コースターは曜ちゃんでした。
千歌ちゃん引いた方、トレードしましょう。
おまけ。
フォトセッションコーナーの千歌ちゃん。
やっぱりお前が一番だよ。
カウントダウンからめっちゃ連写した。
一発目の記事から1万文字とか超えちゃったけど、これはテーマがラブライブだからです。
平常時はこんなに書けないと思うので、よしなに…
それでは、今回はこんなところで。